2017年3月11・12日、全労済ホール/スペース・ゼロにて、第124回全国新人舞踊公演「ダンスプラン2017」が開催されました。「モダンダンス・コンテンポラリーダンスの部」には27名の新人ダンサーと共に、研究生の佐藤静夏さんが出演しました。稲葉厚子舞踊研究所の一員として数々の舞台経験のある佐藤さんですが、自身の振り付けによるソロの舞台は今回が初めての経験となりました。作品名は「心もよう」です。
舞台に登場したダンサーは白の衣装をまとい、身を固くしています。冒頭、ダンサーが白の衣装を静かに脱ぐと、赤と青の鮮やかな姿に変身を遂げます。時には低く静かに、時には高く激しく躍動したダンサーは、ラストで脱ぎ捨てた白の衣装を慈しむように抱きしめ、前を見据えて歩き始め舞台が終わります。これがダンサーの「心もよう」なのです。
「心もよう」のレッスン風景(写真をクリックすると拡大します
佐藤静夏のプロフィール:4才より稲葉厚子に師事。太陽の子の舞踊会、明日の新人公演、5月の祭典などに参加。明日の新人公演では、2006年・2009年に「明日の新人賞」受賞。2011年より「時代を創る現代舞踊公演」に参加。