今年も手賀沼でコブハクチョウのヒナが生まれました。親とヒナ達が沼沿いの田に入って、植えたばかりの稲を食べているようでした。困ったことだなと思っていると、あぜ道を歩いてきた人がいます。手には細長い棒を持っています。どうするのか見ていると、静かに田面をたたいてコブハクチョウを田の外へ出そうとしているようです。大きな声を出すこともなく、コブハクチョウに近づくこともせず、田面を細い棒でたたくだけです。それでもゆっくりとコブハクチョウの親子は田から出てゆきました。田んぼの所有者なのでしょうが、脅かすようなことをしないで、時間をかけて田から移動させたやり方に思わずほっこりとした気持ちになりました。